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尾崎大悟[nemuke]選手、ESWC帰国後インタビュー 「あ、これはやっぱりスポーツの世界大会なんだ」

nemuke

10月下旬、フランスのパリで行われた『ESWC 2011』で日本代表として戦った尾崎大悟[nemuke]選手。帰国後の彼に時間を作っていただき、インタビューを兼ねて私sugeoと友人のBacter1aさんでお食事させていただいた。日本StarCraft(スタークラフト)界屈指のマナーマンである彼は、南青山のカフェに着くなり語ってくれた。

ヨーロッパの人は共通して本当に楽しそうだった

sugeo:
いや~、どうでしたESWCは。

nemuke:
ヨーロッパの選手はコミュニケーション能力がとても高くて、それが印象に残ってますね。彼らは共通して本当に楽しそうで、やっぱりインタビューなどはタレントのような雰囲気の中で行われていましたね。

nemuke

sugeo:
ヨーロッパのRTSは急成長しましたねぇ。今回は本戦に向けてどのような準備をしていったんですか?

nemuke:
いつも通りリプレイなどを使ってプロ選手のプレイを真似る練習がメインでした。固定オーダーなども特になくいつも通りのプレイを心がけました。
現地ではCyACの人がケアしてくれて安心感もありましたね。ちょっと残念だったのが、ノートパソコンがなぜかマウスとの不具合が出てしまい、会場外での練習がほとんど出来ませんでした。なので現地での練習は、ほとんどが会場内で他選手とカスタムゲームでした。
わりと無名選手相手だと普通に良い試合できますね。ただ、やっぱり左手(キーボード)の動きなどは世界と大きな差があると感じました。

sugeo:
実際にIdrAクラスとも当たってるけれど、対戦してみてどうでした?

nemuke:
やはり基礎力が全然違いますね。とにかくミスが無くて内政が強い。すごく基礎的な部分が洗練されている印象を受けました。会場には放送用の試合席と、観戦者も選手の画面が見られる試合席があったので、試合後はトッププレイヤーの観戦などもしていました。

sugeo:
なるほど。海外選手の様子はどうでした?試合前後とか。

nemuke:
いろいろいましたが、延々とラダープレイをしていた選手や声かけあってカスタムゲームなど。韓国のイジョンフン[MarineKing]選手なんかは、試合前後にtwitterしたりと全体的にリラックスしていましたね。
それに実況解説の力もあって、観客のスタクラリテラシーがとても高いので「あ、これはやっぱりスポーツの世界大会なんだ」という印象が強かったです。観客の盛り上がりがオリンピックか何かのようで。

nemuke

では、今後どうすればいいのか

sugeo:
よし、じゃあお約束の感想インタビューはここまでにしましょう。今回の『ESWC 2011』は結果として無勝敗退という事実がありますよね。応援や声援を送ってくれる人はいても、それを変えられるのは自分自身の力。せっかくなんで、この事実を変えていきましょうか。

nemuke:
Bo3形式の試合が5試合あったので、10連敗ということになりますね。ただ正直これは実力通りの数字だと認識しています。

sugeo:
では、その5試合が1-2の敗退だった場合って今と同じ気持ちかな?いきなり連勝するのではなく、まずはここから変えていくのが正攻法じゃないですかね。世界との差があるのは分かっていたことなので、ゲーム中盤までに決めきる尖ったオーダーがあるかないかで、Bo3以上の戦い方は大きく変わってきそうですね。

nemuke

nemuke:
確かに。今回はBansheeでのスタートなども試してみたのですが、対策されながら平行してDarkTemplarを準備されて完敗した試合もありました。つまりある程度チーズ(一発勝負)のようなオーダーが必要と?

sugeo:
必須ではないでしょうが、「持ってるのと持っていないのと」では大きな差が出てくるでしょうし、逆に言うとそれだけで0-2を1-2に変えられる可能性は大きく上がるんじゃないでしょうか。さっきnemuke選手が教えてくれたように「特別な事前準備はなくいつも通りの練習」では勝てない相手ばかりだったわけですし。事実、その対戦相手は「Bansheeハラスの対処からDTラッシュ」が出来るのではなくて、元から「DTラッシュ」という手札があって、ハラス対処しながらそれを使っただけでしょう。

Bacter1a:
そうですね、引き出しは多いほうが良い。スタクラに限ったことではなく仕事や勉強にしても「マイルストーンの設定と、それに対応したゴールの細分化」は目的を達成する上ですごい大事な要素ではないかと。

sugeo:
スタクラの練習方法としてラダー数を確保するのは前提条件になってくるけれども、そうやって小さな洗い出しを行なっていかないと、nemuke選手やbreek選手あたりになってくると、漠然と練習しているだけでは勝てない段階に来ていることは結果が物語ってますね。

nemuke:
確かにそういった部分は、大きな課題ですね。ちょっと今の話メモとっていいですか?さっそく取り入れたいと思うので。

Bacter1a:
どうぞどうぞ。そういうアドバイザーは向いてると思うからsugeoがやれば良いんじゃないの?

nemuke

nemuke:
それは僕からもお願いしたいですね。練習法や試合のアドバイスをいただきたいです。

sugeo:
僕SC2に割く時間減ってますし、そもそも教えられる側でしょう(笑)。まぁ、Bacter1aさんとも少し話していたんですが、初心者講習会とかそういうものがあっても良いんじゃないかと。それと並行して「PlayGG公開練習会だー!」みたいにnemuke選手とbreek選手の日本代表コンビ中心に公開練習すればフィードバックが発生するし、人に教えることによって基礎も再確認できますし。

Bacter1a:
とにかく細かな目標設定で、今回の世界大会みたいなチャンスをもっと有効活用していきたいところですね。

nemuke:
今日はいろいろと勉強になりました。なんだか次にするべきことが見えてきた気がします。ありがとうございました。
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